【ALBUM REVIEW】slenderbodies / komorebi(2019)

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アメリカ西海岸拠点の2人組、slenderbodiesのアルバム「komorebi」が非常に良かったのでご紹介します。

音楽性としてはインディポップ、ドリームポップ、オルタナティブ、エレクトロといった感じ。
ファルセット主体のVoとギター2本の絡み合いが楽曲の骨組みなんですが、そこにアンビエント的な深めのリバーブと打ち込みを加えて、神秘的・幻想的なサウンドに仕上げているのが特徴です。

とにかく聴いている間ずっと「すがすがしい」「心地よい」といった気持ちで満たされるアルバムですね。
森林浴をしているようなオーガニックな気持ちよさというか。
さらにそこに、都会的でスマートな打ち込みのビートも融合し、落ち着きすぎない軽快なノリがある。
これが、リモートワークで黙々と仕事している時なんかに聴くと、非常にイイんです。

キレイさを押し出した音楽って毒気がなさ過ぎて退屈だったりするのですが、slenderbodiesはメロディやアレンジがほどよくポップ&キャッチ―で、馴染みやすいのも好印象です。

アルバムの中でイチオシの曲は下記の「nothing」。


余談ですが、こういう中性的でしっとりした音楽性って、アメリカでは往々にしてNY周辺の東海岸に多い印象だったんですが、最近は西海岸でもこういう感じのミュージシャンが多いんですね。
いい加減、西海岸=サーファー・メロコア・HR/HM・レッチリ的なイメージからアップデートしないと(笑)。

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