【ALBUM REVIEW】The Ganjas / Laydown(2005)

Chile


「ザ・ガンジャス」という、「昔のサイケデリックロックが好きなオッサン達がやってる社会人バンド」みたいなノリの、オシャレさのかけらもないロコツなバンド名が逆にグッと来る、チリのサイケデリックバンド。
2000年初めごろから現在にいたるまで活動し続けている息の長いバンドなんですが(サイケバンドは往々にしてロングキャリアになりがち)、この「Laydown」というアルバムは割とシューゲイズしていてよいです。

といっても、RIDEやChapterhouseのようなキラキラしたシューゲではなく、The Jesus & Mary ChainとSwervedriverをドンヨリさせたようなというか、The Verveの1stをさらにドローンにしたようなというか。近いのは、アメリカのBRMC、Bardo Pondあたりの、土煙を感じるアーシー系シューゲイズ/ガレージサイケバンドのテイストでしょうか。
上記のバンド達に比べて突出した個性があるわけでもないのですが、独特の呪術的な気怠い浮遊感、スペーシーさが心地よくて、なんとなく再生ボタンを押すと、気づくと最後まで聴いているという次第。

惜しむらくはこのアルバム、音源が入手できないのですよね。上記のレーベルがYouTubeで上げているものか、サブスクサービスで聴けるくらい? 普通にデジタル販売してたら買うんですけどねー。
【23/04/14追記】Amazonでデジタル購入できるようになったようです!

チリのインディーはけっこうおもしろいバンド多いので、漁ってると楽しいです。

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