ある日ふと、そういやSonic Youthのキャリア初期の音源ってまだ聴いてないな、と思い、デビュー作となる「Sonic Youth」を購入して聴いてみました。
どこのレビューサイトや評価を見てもあんまりイイこと書いてないので期待してなかったんですけど、普通にイイじゃないですか。ディスイズSonic Youthという感じで。たいへん気に入りました。
ところどころPiLなど当時流行りだったポストパンクの影響が垣間見えるあたりは、新人バンドのデビュー盤らしくてほほえましくもありますが、すでにあの荒涼とした不協和音とドラッギーなノイズが織りなすスモーキーな陶酔感がシッカリと確立されていて流石です。
ちなみにこれ、アルバムじゃなくて5曲入りのミニアルバムなんですね。8曲くらいライブ音源が収められているんですがこれは正直蛇足な感じで、一緒に通して聴いちゃうとたしかに作品としての評価は下がりますね。5曲だけなら好盤です。
あとどうでもいいんですが、ジャケット見てSonic Youthは初期8人編成だったのかなとか思っちゃってました。買ってよく見たら実際は4人の写真を2枚並べてるだけというオチ。でもなんかカッコイイ。
最近メンタルの調子がすこぶるよろしくなく、学生時代以来のクリニック通いするかなぁ……とちょっと陰鬱な状態なんですが、そんなときにこれ聴いてすごく心が落ち着きました。
他の未聴作品も集めていきたいですね。
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