【ALBUM REVIEW】MASSIVE ATTACK / Protection(1994)

UK


1994年作品。

最近寝つきが良くなることから、深夜ドライブにハマっております。
そしてドライブのお供のBGMでよくかけているのが、こちらのMASSIVE ATTACK。
MASSIVE ATTACK含めたトリップホップはメンタルが病んでいた大学生のころハマって、「鬱々とした気分に鬱々とした音楽がベストマッチだぜェ……」とうなだれながら満員電車の中で聴いて時に咽び泣き時に絶望していたものですが、ちょっと心が強くなってからはあまり聴かなくなり数十年。時は巡り巡って、夜中のドライブにマッチするイイ雰囲気のカッコいい音楽としてふたたび聴き始めたという次第。音楽とは面白いものですね。

さて、前置きはこれくらいにして、アルバムのレビューをば。


1曲目、Everything But The Girlのトレイシー・ソーンがVoを務める「Protection」、これが非常に良い。
基本ダークでドンヨリしているMASSIVE ATTACKの楽曲の中ではオシャレで都会的な曲。


一転、呪術的なサウンドがカッコいい「KARMA COMA」、これPVもキューブリックリスペクトな内容でめちゃくちゃカッコいいんですよね。
しかしヒップホップやダブ系の重低音サウンドは車と相性が良いですなぁ。

4曲目の「Weather Storm」「Better Things」なんかもかなりアダルトなムードでシャレてますね。なんとなくトレイシー・ソーン活かすためにアルバム全体のサウンドをEBTGに寄せてるような気がしないでもない。

ちなみにトリップホップは自分の中だと「オルタナ/サイケなヒップホップ」という認識で、広い意味でトリップミュージック、サイケミュージックの一種ととらえて聴いております。
その証拠にってわけでもないですが、ラストにDoorsの「ハートに火をつけて」のライブカバーも入っています。アルバム全体の雰囲気と合っていない陽気なアレンジでちょっとヘンですが(笑)

MASSIVE ATTACKは1st『Blue Lines』から4th『100th Window』まで聴いていたので、他アルバムのレビューもいずれ書きたいと思います。

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