
男女混声の囁きハーモニーVoによるドリーミーサイケポップ。Vinyl WilliamsとDream Creaseの幻想的ソロアクトのコラボユニットで、バンド名の通り青緑色のソフトで爽やかな夢空間が朝靄のように立ち上っている。
陶酔感のあるサウンドや転調を繰り返す甘いメロディはVinyl Williamsに準拠しているが、基本的にはDream Creaseのマリーナ・アゲーレとの協働による作曲のようなのでVinyl Williamsではあまり見られないオーガニックな清涼感を持ち合わせており、シンセによるアンビエントなオーロラサウンドもいつにも増して美しい。
ライオネルとマリーナの甘美なハーモニーと煌めくギターアルペジオ、深い奥行きを展開するシンセにトリップさせられる開幕曲「Aptos」でアルバムの音楽性を分かりやすく提示すると、透明感のある「Solstice」でその幻想性はいや増し、朝の光と心地よいそよ風を浴びながら眠りの底に落ちていく様な「Island Architect」で完全にアルバムの世界に迷い込んでしまう。立て続けにソフトロック(サンシャインポップ)的な可憐なメロディとキラキラした柔らかいサウンドが浮遊感を伴いながら鼓膜を撫でる「Serenity Cove」はタイトルも「静寂の入り江」というRPGに出てきそうなファンタジックさを極めていて、目眩く世界観に酔いしれる。中盤はくぐもったギターノイズと中毒的なメロディが心地よい「Former Forget」などVinyl Williams色が強いサイケデリックな曲が並び深みに到達するも、終盤では再びソフトロック要素の強い「Sugar Stingray」や「Arco Iris」で陽光の満ちた世界に浮上し、この儚い幻想世界の終幕に美しい花を添えてくれる。
ギターノイズらしいギターノイズは無いので純粋にシューゲイズ作品というわけではないが、このヴォーカルと浮遊感に満ちたサウンドはシューゲ好きに刺さるはず。
Vinyl Williams自体が過小評価を極めているアーティストで私は歯がゆいのだが、このTeal Popも音楽の素晴らしさに比してあまりに無名でもったいなさすぎる。せめてドリポやシューゲ界隈でもう少し知られてほしいと願う次第だ。
陶酔感のあるサウンドや転調を繰り返す甘いメロディはVinyl Williamsに準拠しているが、基本的にはDream Creaseのマリーナ・アゲーレとの協働による作曲のようなのでVinyl Williamsではあまり見られないオーガニックな清涼感を持ち合わせており、シンセによるアンビエントなオーロラサウンドもいつにも増して美しい。
ライオネルとマリーナの甘美なハーモニーと煌めくギターアルペジオ、深い奥行きを展開するシンセにトリップさせられる開幕曲「Aptos」でアルバムの音楽性を分かりやすく提示すると、透明感のある「Solstice」でその幻想性はいや増し、朝の光と心地よいそよ風を浴びながら眠りの底に落ちていく様な「Island Architect」で完全にアルバムの世界に迷い込んでしまう。立て続けにソフトロック(サンシャインポップ)的な可憐なメロディとキラキラした柔らかいサウンドが浮遊感を伴いながら鼓膜を撫でる「Serenity Cove」はタイトルも「静寂の入り江」というRPGに出てきそうなファンタジックさを極めていて、目眩く世界観に酔いしれる。中盤はくぐもったギターノイズと中毒的なメロディが心地よい「Former Forget」などVinyl Williams色が強いサイケデリックな曲が並び深みに到達するも、終盤では再びソフトロック要素の強い「Sugar Stingray」や「Arco Iris」で陽光の満ちた世界に浮上し、この儚い幻想世界の終幕に美しい花を添えてくれる。
ギターノイズらしいギターノイズは無いので純粋にシューゲイズ作品というわけではないが、このヴォーカルと浮遊感に満ちたサウンドはシューゲ好きに刺さるはず。
Vinyl Williams自体が過小評価を極めているアーティストで私は歯がゆいのだが、このTeal Popも音楽の素晴らしさに比してあまりに無名でもったいなさすぎる。せめてドリポやシューゲ界隈でもう少し知られてほしいと願う次第だ。
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