
イングランド西部ブリストルとバースを拠点に活動している5人組ドリームポップバンド、Night Swimmingの5曲入りデビューミニアルバム。チル系の音楽が持て囃される時代の要請かドリームポップもすっかり定番のジャンルになった感があるが、Night Swimmingのスタイルは、ジャズやソウルを取り入れるモダンなドリームポップトレンドとはやや一線を画し、ポストロックやシューゲイズをベースにしたようなギター指向のサウンドと、Coldplayなど歌モノUKロックやフォークからの影響を感じさせる内省的でメランコリックな歌が特徴的な音楽性だ。特に、Voメグ・ジョーンズの憂いを湛えた透明感のある歌声と、バンド名の如く水面を伝うような空間系ギターによるひんやりしたアンビエンスは他では得難い持ち味になっている。
壮大にしてオーガニックなサウンドスケープのなかでVoメグのファルセットが切なく響く「Evergreen」に始まり、しっとりと煌めくギターアルペジオが美しすぎる「Mirror」で深みに到達したあと、暗雲から差し込む陽光のような「Five-Year Plan」で締めくくる、曲と曲の間も残響音でシームレスに繋がっている、短いながらもトータルな流れを意識した作り。5曲20分、終始いい曲いい雰囲気が持続するので満足感の高い内容である。
一方で少し地味に感じるところも否めない。後にYouTubeのスタジオライブを聴き理解したのだが、本作はVoメグの声にCocteau Twinsのようなヴォーカルエフェクトがかかっていて、これが透明感を強調している一方でデジタルに均一化された印象も与えており、ライブ音源で聴ける繊細な感情のゆらぎが感じづらいのだ。魅力あるヴォーカリストなのでここが少し勿体無いが、曲の世界観、アレンジの美しさ、ドリームポップに不可欠な陶酔感や浮遊感はしっかり楽しめるし、ポテンシャルの高さを感じさせてくれる作品であることは間違いない。フルアルバムへの期待が募る。
壮大にしてオーガニックなサウンドスケープのなかでVoメグのファルセットが切なく響く「Evergreen」に始まり、しっとりと煌めくギターアルペジオが美しすぎる「Mirror」で深みに到達したあと、暗雲から差し込む陽光のような「Five-Year Plan」で締めくくる、曲と曲の間も残響音でシームレスに繋がっている、短いながらもトータルな流れを意識した作り。5曲20分、終始いい曲いい雰囲気が持続するので満足感の高い内容である。
一方で少し地味に感じるところも否めない。後にYouTubeのスタジオライブを聴き理解したのだが、本作はVoメグの声にCocteau Twinsのようなヴォーカルエフェクトがかかっていて、これが透明感を強調している一方でデジタルに均一化された印象も与えており、ライブ音源で聴ける繊細な感情のゆらぎが感じづらいのだ。魅力あるヴォーカリストなのでここが少し勿体無いが、曲の世界観、アレンジの美しさ、ドリームポップに不可欠な陶酔感や浮遊感はしっかり楽しめるし、ポテンシャルの高さを感じさせてくれる作品であることは間違いない。フルアルバムへの期待が募る。
こちらがスタジオライブ動画。実は最初音源だけ聴いてそこまでハマらなかったのだが、このスタジオライブを見てすっかり魅了されてしまった。Voだけでなく演奏もライブの方が魅力的で、こういった繊細な音のダイナミクスが重要なバンドはライブの方が映える。他の曲のライブ版も素晴らしいのでぜひ視聴してみて欲しい。