いつものあの方々に度肝を抜かされた11月のシングルリリースだったが、いちシューゲ好きとしては、突然のMonolandの復帰にも驚いた次第。そして記事を書きながら、昔はアメリカやイギリス以外の国で活動するインディバンドの音源って、なかなかアクセスしづらかったよなあ、ということを思い出したりした。チェコのThe Ecstasy of Saint Theresaの昔の音源とか、シューゲイズ好きの間では噂になっていて血眼になって探したが、未だに聴けていない。今はチリとか、タイとか、エストニアとか、いろんな国のシューゲイズ作品がネット経由ですぐに聴けるので、マイナージャンルの音楽リスナーにとっては本当に幸せな時代である。
最近の一押し新人バンドNight Swimming、今回の新曲も素晴らしい。Voメグ・ジョーンズの憂いを秘めた透明感あふれる歌声が魅力的すぎるのだが、Cocteau TwinsやRadioheadなどを彷彿とさせるウェットでメランコリックなサウンドもまた良い。思えば近年のドリームポップ界隈はBeach House系やネオソウル・オルタナR&B系などUSルーツが多くなってきており、UK直系のNight Swimmingの音楽は個性的に聴こえる。そんなところも好きな要素の一つである。
最近あまり活動している様子のないバンドの新曲がSpotifyで突然アップされると、「またAI生成のなりすましか」とか疑うようになってしまったが、Monolandの新曲はびっくりして未だに信用しきれていない自分がいる。ここに書くのを機にちょっと探ってみたところ、Bandcampにも載っているし、なんと近々EPがリリースされることで、どうやら本当のようだ。
Monolandはベルリンのシューゲイズバンドである。2002年にリリースされた『Cooning』は傑作で、エレクトロニカやトリップホップをブレンドしつつも、しっかりと音圧のあるギターノイズのなかに美しいハーモニーと甘いメロディを聴かせるMBV直系のシューゲイズ・サウンドにその昔随分ハマったものだ。2006年にアルバムを出して以降はまったく音沙汰が無くなってしまったが、それでもたびたび、まだやってるかな? と検索してまわるくらいには気になる存在であった。
今回の新曲ではまだEPがどんな感じになるのか分からないが、儚げなメロディやテクノっぽい機械的なベースに往年のMonolandらしさが現れていて、とにかく楽しみである。
そして台湾のDeca Joinsがまたまた新曲、今までもギターノイズはけっこう使っていながらも、方向性としてはネオサイケデリアな感じだったが、空間系の使い方だったり、ヴォーカルの感じだったり、そのものではないにしろシューゲイズを意識したアレンジな印象。最近新曲が立て続けにリリースされているし、曲もバラエティに富んでいるので、これはアルバム準備中なのではないかと思うのだが、どうだろうか。(とか毎回書いている気がする)
最近好きで聴いているハンガリーのジャズバンドJazzboisと、同じくハンガリーのテクノアーティストGnorkによるコラボで、まもなくアルバムがリリースされる。数年前にリリースしたコラボ曲「DISCOBOIZ」以来の縁でアルバムを出す運びとなったようだ。奥行きを感じさせるシンセと、抑制的な反復するビートが心地よい。
年明けに新譜がリリース予定の、アメリカのオルタナティブR&BバンドMoonchild。40〜50代の日本人はムーンチャイルドと言われると「裸の太陽〜♪」を思い出してしまうと思うが、というかそのムーンチャイルドも自分はけっこう好きなのでいつか語りたいと思うのだが、それはさておき、このバンドを知ったのはYouTubeのアルゴリズムサーフィンで音楽を漁っていた時で、『Voyager』のスウィートかつスムースなサウンド&メロディをいたく気に入り、夜のドライブや作業時などに愛聴していた。前作『Starfruit』ではヒップホップに接近してカッコ良さが増した分甘さが減った感じがあったが、こちらの曲を聴く限り甘さが十分に補給されているうえ、Erin Bentlageをフィーチャーしてジャズ的な優雅さもプラスされて、極上にまろやかなサウンドになっていると思う。アルバムでは作に引き続きラッパーもフィーチャーしているようなので、美味い具合に両方のいいとこどりが出来ると良い感じだ。
最後はほんと予想の斜め上のことばっかりやるXG from JURIN ASAYA。ソロもいずれやるんだろうと思っていたけど、まさか1stフルアルバムリリース前のこのタイミングでJURINがソロ名義のシングルをリリース、しかもfeaturingありの本格ラップ曲とは。
そしてそのfeaturingのRapsodyについて。ラップに疎い自分は失礼ながらも「知らない人だ」と率直に思ったのだが、これが非常に間の抜けた反応で、私はすでに上で紹介したMoonchildの近作『Starfruit』収録「Love I Need」にてRapsodyのラップを知らずに聴いていたのだった(Rapsodyさんのインスタを見ていたらMoonchildの同作を紹介していて、あれ?もしや…ってなった)。どうもラップに関してはいまだに距離を感じるせいか、よく聴く曲にラッパーがフィーチャーされていても名前までは確認しないことが多い。それゆえにこんなことが起こってしまう。まったくもって情けない。(こういうことが起こらないようにするのがこのホームページの意義だったりもする)
そんなわけで、ラップはいまだに門外漢ゆえ良し悪しが語れず、代わりに愚にもつかない雑文をしたためてしまいお恥ずかしい限りですが、いやあ、毎度ほんとすごいというか、まずfeaturingという形でしかラップを聴かない自分のようなリスナーにも「めちゃくちゃカッコイイ!」と思わせてくる、ジャンルの壁を突き抜けるボーダーレスなハイブリッド感が素晴らしい。そして私のリスニング範囲(?)に入ってくるラッパーをフィーチャーするあたり、単に売れ線を狙っているわけではない、ということが察せられ、ローファイビーツ的なオシャレさを漂わせながらもベースがぶりぶりしていてグルーヴィーなトラックも含め、「これがアイドル的なガールズグループカテゴリーでやるクオリティなのか」(※)と驚くばかりである。他方では、そんなに尖らせてしまってセールスがついてこなくなったりはしないかい?と心配になる面もあるが、まあそんなところがXGの良さでもあるので、個人的にはこのソロ曲で、フルアルバムへの期待値が極度上昇した次第。年明けが楽しみで仕方がない。
Night Swimming – Submarine
最近の一押し新人バンドNight Swimming、今回の新曲も素晴らしい。Voメグ・ジョーンズの憂いを秘めた透明感あふれる歌声が魅力的すぎるのだが、Cocteau TwinsやRadioheadなどを彷彿とさせるウェットでメランコリックなサウンドもまた良い。思えば近年のドリームポップ界隈はBeach House系やネオソウル・オルタナR&B系などUSルーツが多くなってきており、UK直系のNight Swimmingの音楽は個性的に聴こえる。そんなところも好きな要素の一つである。
Monoland – Kate
最近あまり活動している様子のないバンドの新曲がSpotifyで突然アップされると、「またAI生成のなりすましか」とか疑うようになってしまったが、Monolandの新曲はびっくりして未だに信用しきれていない自分がいる。ここに書くのを機にちょっと探ってみたところ、Bandcampにも載っているし、なんと近々EPがリリースされることで、どうやら本当のようだ。
Monolandはベルリンのシューゲイズバンドである。2002年にリリースされた『Cooning』は傑作で、エレクトロニカやトリップホップをブレンドしつつも、しっかりと音圧のあるギターノイズのなかに美しいハーモニーと甘いメロディを聴かせるMBV直系のシューゲイズ・サウンドにその昔随分ハマったものだ。2006年にアルバムを出して以降はまったく音沙汰が無くなってしまったが、それでもたびたび、まだやってるかな? と検索してまわるくらいには気になる存在であった。
今回の新曲ではまだEPがどんな感じになるのか分からないが、儚げなメロディやテクノっぽい機械的なベースに往年のMonolandらしさが現れていて、とにかく楽しみである。
Deca Joins – 在這裡停一下
そして台湾のDeca Joinsがまたまた新曲、今までもギターノイズはけっこう使っていながらも、方向性としてはネオサイケデリアな感じだったが、空間系の使い方だったり、ヴォーカルの感じだったり、そのものではないにしろシューゲイズを意識したアレンジな印象。最近新曲が立て続けにリリースされているし、曲もバラエティに富んでいるので、これはアルバム準備中なのではないかと思うのだが、どうだろうか。(とか毎回書いている気がする)
Jazzbois & Gnork – Sour & Sweet
最近好きで聴いているハンガリーのジャズバンドJazzboisと、同じくハンガリーのテクノアーティストGnorkによるコラボで、まもなくアルバムがリリースされる。数年前にリリースしたコラボ曲「DISCOBOIZ」以来の縁でアルバムを出す運びとなったようだ。奥行きを感じさせるシンセと、抑制的な反復するビートが心地よい。
Moonchild – Strong ft. Erin Bentlage
年明けに新譜がリリース予定の、アメリカのオルタナティブR&BバンドMoonchild。40〜50代の日本人はムーンチャイルドと言われると「裸の太陽〜♪」を思い出してしまうと思うが、というかそのムーンチャイルドも自分はけっこう好きなのでいつか語りたいと思うのだが、それはさておき、このバンドを知ったのはYouTubeのアルゴリズムサーフィンで音楽を漁っていた時で、『Voyager』のスウィートかつスムースなサウンド&メロディをいたく気に入り、夜のドライブや作業時などに愛聴していた。前作『Starfruit』ではヒップホップに接近してカッコ良さが増した分甘さが減った感じがあったが、こちらの曲を聴く限り甘さが十分に補給されているうえ、Erin Bentlageをフィーチャーしてジャズ的な優雅さもプラスされて、極上にまろやかなサウンドになっていると思う。アルバムでは作に引き続きラッパーもフィーチャーしているようなので、美味い具合に両方のいいとこどりが出来ると良い感じだ。
JURIN ASAYA – PS118 (feat. Rapsody)
最後はほんと予想の斜め上のことばっかりやるXG from JURIN ASAYA。ソロもいずれやるんだろうと思っていたけど、まさか1stフルアルバムリリース前のこのタイミングでJURINがソロ名義のシングルをリリース、しかもfeaturingありの本格ラップ曲とは。
そしてそのfeaturingのRapsodyについて。ラップに疎い自分は失礼ながらも「知らない人だ」と率直に思ったのだが、これが非常に間の抜けた反応で、私はすでに上で紹介したMoonchildの近作『Starfruit』収録「Love I Need」にてRapsodyのラップを知らずに聴いていたのだった(Rapsodyさんのインスタを見ていたらMoonchildの同作を紹介していて、あれ?もしや…ってなった)。どうもラップに関してはいまだに距離を感じるせいか、よく聴く曲にラッパーがフィーチャーされていても名前までは確認しないことが多い。それゆえにこんなことが起こってしまう。まったくもって情けない。(こういうことが起こらないようにするのがこのホームページの意義だったりもする)
そんなわけで、ラップはいまだに門外漢ゆえ良し悪しが語れず、代わりに愚にもつかない雑文をしたためてしまいお恥ずかしい限りですが、いやあ、毎度ほんとすごいというか、まずfeaturingという形でしかラップを聴かない自分のようなリスナーにも「めちゃくちゃカッコイイ!」と思わせてくる、ジャンルの壁を突き抜けるボーダーレスなハイブリッド感が素晴らしい。そして私のリスニング範囲(?)に入ってくるラッパーをフィーチャーするあたり、単に売れ線を狙っているわけではない、ということが察せられ、ローファイビーツ的なオシャレさを漂わせながらもベースがぶりぶりしていてグルーヴィーなトラックも含め、「これがアイドル的なガールズグループカテゴリーでやるクオリティなのか」(※)と驚くばかりである。他方では、そんなに尖らせてしまってセールスがついてこなくなったりはしないかい?と心配になる面もあるが、まあそんなところがXGの良さでもあるので、個人的にはこのソロ曲で、フルアルバムへの期待値が極度上昇した次第。年明けが楽しみで仕方がない。
※このような「アイドルなのに本格的ですごい」みたいな評価ももはや失礼に当たるかもしれないが、それでもやっぱりファンサイベントやバラエティ番組への出演など活動形態はアイドル的なので、アーティストとしてやるべきことと、アイドルとしてやるべきこと、全方位的に突き詰めた活動をしているところが驚異的であると思う。どちらかだけに絞っても大変なのに。