新譜

Men I Trust – Equus Asinus(2025)

 モントリオールのインディポップ/ドリームポップバンド、Men I Trustによる「Equusシリーズ」の2枚の新譜のうち、先行してリリースされた「Equus Asinus(ロバ)版」5thアルバム。タイトルのイメージ通り、どこ...
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シングルレビュー2025年9月

 世界各国のインディ、メジャーが入り乱れる今月のシングルレビュー。日本国内には自分が興味を持てる音楽があまり無い代わりに、日本以外では好みの音楽が大豊作で、幸福感に包まれております。一方、深刻な聴く時間不足も……。 Deca Joins...
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Herbie Hancock – Thrust(1974)

 ハービー・ハンコックのジャズファンク期2枚目となるアルバム。名盤だった前作『Head Hunters』に引き続きThe Headhuntersの面々とともに繰り広げるグルーヴ絵巻であるが、ドラマーのみハーヴィー・メイソンからマイ...
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ELAIZA – Fantasy(2025)

 非常に香ばしいアルバムである。先に言うと本作はなかなか満足度の高い内容ではあるのだが、一方で傑作であるとは言い難い部分にはなはだ疑問の余地があり、聴くたびに「いやすごく良いんだよ、でもなあ……」と悩ましい気持ちになるのである。 ...
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一十三十一 – Telepa Telepa(2025)

 オリジナル作品としては8年ぶりとなるアルバム。その間に流線形とのドラマサントラ『Talio』や、Jintana & Emeraldsでの活動、単発のコラボシングルとか色々あったんで一切ブランクとは感じなかったものの、『City ...
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Luna Li – Duality(2023)

 トロント拠点のソロプロジェクトLuna Liの1stアルバム。ネオサイケデリア、ドリームポップ、ベッドルームポップあたりの近しいインディ系統のジャンルに加え、ジャズ、ソウル、R&Bなど雑多なバックボーンを、彼女の強みであるハープ...
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シングルレビュー2025年8月

 8月以降仕事が忙しく、さらに車の長距離運転をする機会も多かったのが祟って、脳疲労や眼精疲労でなかなか文章を書く気力がわいてこなかった。書きかけのレビューもたまっているので、ようやく涼しくなったのを幸いに一気にアップしていきたい所存。とい...
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石橋英子 – Antigone(2025)

 実験的な即興演奏、映画のサントラにマルチ奏者としての客演など、多角的な活動を展開する石橋英子。シンガーソングライターとして7年ぶりの歌ものアルバムとなった本作『Antigone』は、個人的に懐かしい気持ちになるような音だった。例...
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Moose – Honey Bee(1993)

 このアルバムこそMooseの代表作である。そして傑作サイケポップ・アルバムである、と推したい。Play It And Sam(PIAS)移籍後初となる2ndアルバム。この頃の彼らはシューゲイズは元より、1stのジャングリーギター...